鹿児島県 さつまいも

 鹿児島県 さつまいも

さつまいもに関して

さつまいもは、ヒルガオ科サツマイモ属の植物です。ラテンアメリカの熱帯地域が原産地です。特に秋に収穫されます。江戸時代に沖縄を経て、薩摩(鹿児島県)に入りました。甘みがあるため、「甘藷」という名前があります。主な成分は炭水化物ですが、カロリーは米や小麦の3分の1です。鹿児島県では、全国で最も生産が盛んです。根での養分の吸収が強いため、水はけのよい火山灰の土での生産が向いていて、風害に強い農産物であるため生産が拡大しました。主に甘味となるでんぷんへの加工も多いです。飼料にもなり、黒豚が食べます。品種には、最も生産が盛んな「紅さつま」というものや、南九州市で生産される「知覧紅」という地域団体商標に登録されているものや、「黄金千貫」(こがねせんがん)という焼酎の原料へ変化するものがあります。以前、種子島で生産が盛んな「安納いも」 を蒸した状態でいただいたことがあります。ほくほく感がある中、口の中で滑らかさを感じました。心地よい甘さを感じました。このいもは、水分が多いです。今後も、いろいろなさつまいもを試していきたいです。

今和泉島津家別邸跡

鹿児島県に関して

○写真は、指宿市にある「今和泉島津家別邸跡」で撮影しました。「なんて桜島は堂々としているのだろう!」と思いました。活火山の桜島は北東にありました。この場所では、天璋院篤姫が幼い頃過ごしました。石垣の存在感が強かったです。
○「黒砂糖」とは、亜熱帯地域での生産が向く農産物である「さとうきび」のしぼり汁を煮詰めたものです。栄養分を多く含みます。すんなりと口に入っていくため、今まで疲れたときに何度も励まされました。以前に、種子島の沖ヶ浜田黒糖生産者組合の生産現場を見学したことがあります。小さな建物の中、大きな湯気が包みました。冬頃、糖度が高い状況でさとうきびを収穫し、茎の部分のみを刈り入れます。その後、圧搾機にかけて汁をしぼります。その後、大きな鍋で煮詰めます。石灰を入れて混ぜて、分離した不純物や表面のあくを取ります。このときの火加減が重要な役割を担うそうです。その後、空気を混ぜ込むように棒でかき混ぜて粘りが出るまで練ります。その後、型に流して仕切りをはめ込み、ブロックに成形して冷やして固めます。そのようにすることで、黒砂糖が完成するそうです。伝統的に黒砂糖を生産する製法を知ることができて、貴重な機会となりました。また、種子島は、北でも南でも、海とともに見た夕日が綺麗だった印象があります。
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